違法であるケースもあるけど、基本的に避けておくべき
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こんにちは、東郷五十六です
求人を見ていると、
〇時間分の固定残業代を含む
基本給(みなし〇時間を含む)
という文字を見かけたことがあると思います
これはみなし残業(固定残業)と呼ばれる制度なのですが、私はこれによってひどい目にあいました
クソブラックの大半はみなし残業を悪用して、定額使いホーダイとしていることが多いですからね
私自身の経験から、このみなし残業(固定残業)がいかに危険かを語ろうかと
みなし残業とは?
給与面では、基本給+〇万(みなし残業代〇時間分)と書かれているものです
定時退社を達成していれば、その分の給料が丸々入るという、一見すれば得に見えるもの
しかし、実際のところは
みなし分働いていない ということで残業を強制されることが多く、さらに勤務開始時間がそのままという労働者にとっては悪夢そのものの制度です
私が働いてた南港のブラック工場の場合、
基本給+みなし残業分40時間という形で手取り21万でした
実際に私の場合、最長38時間(のちに記載するスマホアプリでの記録)でしたが、過去には深夜に塗装作業してるとかで、余裕で40時間は超えていることでしょう
みなし残業が違法になるケース
まず、みなしが合法になるケースを紹介します。
基本給には、固定残業手当として時間外労働〇時間分〇万円を含む
このように、残業時間と金額が就業規則や賃金規定に明示され、かつそれらが労働者が閲覧可能な状態である場合は合法とみなされます
就業規則等が印刷されたファイルを休憩室の戸棚に置いてあったり、社内サーバーに保存されてる場合はサーバーにアクセスすればパスワードなしで閲覧可能な状態であればOKです
ブラック企業の場合
しかしブラック企業の場合は
・就業規則に書かれていないor時間だけの記載で誤魔化す
・就業規則自体を見せない(役員クラスの金庫に置いてある)or就業規則そのものがない
・口頭で説明したからOK
ということがまかり通っており実はこれやったら無効であることを知らないまま働かされていることが多いです
とゆうより就業規則自体がないという時点でアウトなので、勤務時間を自分で記録して労基に駆け込んで、しかるべき対応をすべき
基本給が最低賃金を割る
もちろん違法です
基本給÷みなし分を除いた月の所定労働時間<最低賃金(職場の都道府県によって変動します)
上記の計算式にあてはまる場合、みなし残業は無効とみなされ、最低賃金法違反による違法性を問うことができます
みなしを超えた場合、残業代の請求はできるの?
もちろんできます
実際のところ経営者側は
すでにみなしで払っているのに残業代なんてでるわけないだろう
いくら残業しても固定だから関係ない
など、なにかとごねて支払いを拒否してきます
タイムカードは改ざんされる可能性があるため、できる限り自分で記録を取りましょう
スマホであれば、残業証拠レコーダーというアプリを利用して勤務時間の記録を取れば、残業代支払いの証拠として使えます
あとはしかるべき場に届け出て、弁護士に依頼して残業代を請求してしまえば大丈夫
これを導入する理由は
実際に私もこのからくりに気が付かずに入社して、結局退社することになったのですが、基本給を抑えてみなし残業分を入れてしまえば、ぱっと見の給料はよく見えます
こんな風に労働者の無知に付け込んでやってるか、そうゆうまやかしを見せなければ人が来ない職場の可能性が大
ぶっちゃけこれは労働者を搾取しないと成り立たない商売やってる底辺とみなすべき
終わりに これ見かけたら即座に辞めないと危ない
一見して、特に見えるこの制度、実は『労働力定額使いホーダイ』ともいえる地雷ものです
間違いなく使い捨て前提で求人をかけているか、低賃金でも何でもやる超戦士が欲しいという経営者の強欲な願望が漂っています
下のツイートがそれをはっきりと示しています
基本給をぐっと下げてみなし残業代をほんの少し足すだけで、会社は「残業代払ってるでしょ?」って理由つけて人間を限界まで使い倒せるし、働いてる側は少ない手取りで長時間働かされて若いうちの転職機会を逃して会社に縋らざるを得なくなるので、あれは人間を部品とみなす悪魔のシステムなんだ
— ブラック企業の深い闇 (@makkuro_ankoku) January 13, 2020
求人の段階でこれを見かけたら即座に対象から外し、実際に入社した場合は、きっちり労働時間を記録しつつ脱出する準備をしておくべきでしょう
現代において、フルタイム勤務であっても生活保護を下回る待遇、法律違反が常態化しているクズ同然のブラック企業が数多く存在しています
そんな働く価値のないゴミ企業に就職したくない、まともな職場を探している人を支援するのがこちらのエージェントとなります
ご利用は無料ですので、まずは試してみてはいかがでしょうか?